統合失調症

統合失調症って何? 病気になった本人が病人側から考察します

夜のビル

素朴な疑問、統合失調症ってどゆこと?

病識を持つことの難しさ

実際に自分が統合失調症になって一番思うことは「統合失調症って何なん?」という、すごく根本的な疑問です。

「幻聴が聞こえる」「幻覚が見える」「考えがまとまりにくい」「疲れやすい」などの症状がはっきりと出ている状態だと病気だなという意識を持ちやすいのですが、症状がはっきり出ていないと病気になった本人は「別に幻聴なんてないし」「疲れたりするのは普通やし」など自分は普通だと信じて疑わないのです。

「普通にやれてるし」「普通に生きれているし」と過去の私は強く思っていました。自分が一生薬を飲まないといけない病気だという自覚は皆無でした。社会で調子良く過ごしているとだんだん服薬が疎かになっていきます。そして何か悪いことが起きたときに一気に再発へと繋がっていくのです。

私はリーマンショックの時に派遣切りされました。その時に一気に調子を崩し「これが病気なのか……」と愕然としたことを覚えています。統合失調症は本当につかみどころのない病気で診断も難しいかもしれませんが、自覚するということもかなり難しいことだということも知っておいてもらいたいです。

「自分は病気じゃない」という意識は浮かんでは消え、消えては浮かぶ不思議な考えです。一度「自分は病気だ」と病気を受け入れた人でも状態が良くなると「いや、自分は病気ではないかもしれない」と思いたくなる病気、それが統合失調症あるあるなのかもしれません。

疲れやすいってどれだけ?

統合失調症で病的疲労があることは知られていますが、現状では社会の認識はほぼないといえます。しかし具体的にどれだけ疲れやすいかというと、会社に行くのに電車に乗ったらもうクタクタ、っていった具合です。私自身の体感ですが、病的疲労は気まぐれで調子の良い日と悪い日との差が激しいです。 仕事をしていて調子が悪い日などは、周りから見るとサボっているように見えるようです。それはとても辛いけど、健常者の理解を得られる機会は少ないと思います。

疲れたら寝るのが一番です。寝たら疲れも取れます。特に病的疲労には効果があるのではないかと。オープンで働くことができたなら、疲れやすいことをしっかりと伝えておくことがとても大事になってくるでしょう。クローズの場合は頑張ってごまかすしかないので、とてもしんどいでしょう。

社会生活を維持したい思いを踏みにじる「疲れやすさ」は、本当に統合失調症の人の大敵です。

夜のビル

幻聴・幻覚を全て認識できているのか?

幻聴について

幻聴っていうものは、認識できるものと認識できないものがあるような気がします。認識できるものは問題ないのですが、認識できないものは……やばいですよね。

私は全てを認識していると思っていましたが、最近そうではないような気がしてなりません。なんとなく聞こえてくるような声というか思いみたいな認知しにくいものがあるような気がしています。

幻聴は害のないものも多く、どーでもいいようなものから日本語として意味をなさないものまであります。一般に幻聴となると「あいつを殺せ」とか攻撃的にさせるような言葉を連想してしまいがちですよね。私が聞いた幻聴として攻撃的なものは1%以下ぐらいです。日常的にどうでもいい幻聴がたくさん聞こえているということでしょうか。

個人的な感覚ですが、幻聴のようなものと心の会話をしていることがあるような気がします。自分でもよくわからないのが統合失調症の特徴で、だからこそ人に言いにくい病気なのでしょう。

幻覚について

私は幻聴よりも幻覚に悩まされてきました。

夜寝る時にお布団に入り目を閉じると、まぶたの裏に自分の思いや考えとはかけ離れた映像が流れることがたびたびあり、映像によっては気持ち悪くなってしまっていました。意図しないものなので最初は怖かったです。だんだんと「次はどんな幻覚なのだろう?」と興味を持ち始め、でも本当に意図しないものばかり浮かんでくるので、理解不能で「なんやねん」といつも思っていました。

他には、大きな蜘蛛が天井を伝ってやってきたりしました。これは幻覚だ! と強く思っていても怖かったです。近づいてきたらサッっと消えてしまいました。あとは目が覚めたら猫が伸びをしてどんどん巨大化していく幻覚などを見ました。

仕事中で疲れてクタクタになると、決まって怖い人影が視界に入ってくる幻覚を見ます。フラフラになりながら「わぁ!」と言ってる私は、周りから見たら怖いですよね。

幻覚を見るのはしんどいです。本当に嫌です。辛いです。

夜の船

考えがまとまらない。これぞ統合が失調している症状

生きているだけで大変!

私は自分の考えをまとめることが本当に下手くそです。こればっかりは病気のせいだと、はっきりいえるでしょう。

大切なのは自分の症状を認識できていることだと考えています。病気になった以上症状をどうすることもできないので、病識を身につけてその上で社会でやっていけるだけのスキルを身につける必要があります。だから普通に生きるだけでもめちゃくちゃハードルが高いです。

もちろん、生活保護や障害年金で暮らしていくのもありです。こういうことをいうと変な輩が湧いてきます。障害を持って生きることの大変さを理解しようともしない人たちのことで思い悩むのはナンセンスです。 そんな声は放っておきましょう。完全スルーで大丈夫です。相手にしないことが一番ですよ。

結局、この病気なんなんや?

わかりません笑

統合失調症の人たちは仕事ができなくてコミュ障で暗いというイメージも、私は幻想だと思っています。

統合失調症の人でもいろんな人がいます。

仕事ができる人もいればできない人もいるし、コミュニケーションが得意な人もいれば、そうでない人もいる。明るい人もいれば暗い人も……

私自身は病気と診断されるまではひたすらひきこもりで暗かったですが、病気がわかると投薬治療のせいもあって積極的な人間になっていきました。だから薬さえちゃんと飲んでいたらそれなりにやっていける時代なのではないでしょうか。

もちろん症状の差もあります。統合失調症を悪化させたら本当にやばいことは、入院したことがある人は目の当たりにしているでしょう。

まとまんないですね、私が統合失調症だからかな?

統合失調症は本当によーわからん病気です。終

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