
統合失調症の症状のひとつでもある被害妄想
小さな頃からずっとあった
こんばんは。静寂です。
被害妄想って言葉、どこかで聞いたことありませんか?
被害妄想とは誰かに嫌がらせを受けている、みんなで笑ってるのは自分のことだ、などと思ってしまう心理をいいます。
私は小さい頃から被害妄想がずっとありました。
被害妄想があるのが当たり前で、みんなそうだと思っていました。
だから大人になってから被害妄想の意味を知ったとき愕然とします。
病気の症状だったのか、という思いと共に過去に起きた自分の中の事件の数々が本当に起こったことだったのか、わからなくなりました。
そのうちのひとつをお話ししたいと思います。
中学校から下校中の出来事がきっかけ
中2か中3の頃、私はひとりで下校していました。
前に知らない女子の団体(4人くらい)がいたので追い抜きた時のことです。
「こいつむかつく」
「私も前から思ってた」
「死ねばいいのに」
という悪口が後ろから聞こえてくるではありませんか。
私はびっくりして足早にその場を離れます。
次の日から私に対する女子たちの嫌がらせが始まります。
「あいつムカつくねん」
遠くから聞こえてくるのです。
うわ、悪口言われてるわ、嫌やなあ、と当時は思っていました。
それからというもの
「ギャハハハ、アホがいるよ」
「早く消えろ」
「だっさっ」
など、女子たちから人が傷つくような言葉がたくさん飛んできます。
私はどうすることもできませんでした。
先生にちくるにしても女子にいじめられているなんてカッコ悪くて言えません。
私はそれなりに傷ついていたし、そいつらに腹も立ててました。
でも怖くて女子の声が聞こえてくる方向を向くこともできませんでした。
そんなある日、私は当時仲が良かった友達と私の自宅で遊んでいました。
すると窓の外から「アホがおるわー」「ギャハハハ」と自転車に乗った女子たちが笑いながら通り過ぎて行きました。
私は友達に聞きました。
「今何か聞こえた?」
「なんか聞こえたで」
友達に確認を取ったことを今でも覚えています。
そんなある日
「あいつ違ってん」
「めっちゃ似てるやん」
「間違えた」
みたいな声が聞こえてきました。
私の近所に私に似た、いじめられっ子がいました。
その人と私を間違えたと言ってます。
その日から彼女たちの声は聞こえなくなりました。
彼女たちの存在も全く感じなくなりました。
同じ方向に帰る女子も見当たりません。
私は彼女たちの顔も知りませんし、どこの誰かもわかりません。
被害妄想の幻聴だったのでしょうか?
なら友達にも聞こえた声はなんだったのでしょうか。
今でもわかりません。

今でも被害妄想と戦っている
被害妄想とわかっていても辛くなる
わかっていても辛いのが被害妄想。
被害妄想で友達との仲が悪くなることもあります。
大体は被害妄想だとわかるんですが、たまにわからないときがあります。
あいつが私の悪口言ってる、なんて思ってしまうこともあります。
でも後から被害妄想だったってことに気づくのです。
振り回されて、疲れます。
以前書いた記事で被害妄想について語っているものがありますので貼っておきます
被害妄想に特化した薬ってないですかね。

被害妄想との付き合い方
被害妄想があるのなら、うまく付き合っていく必要性があります。
私の場合は
- 被害妄想で辛いときは一度休んで冷静になる
- これは被害妄想だと湧き上がった感情に対して疑問を持つ
- 感じるままに感じてもいいよと自分を責めない
という感じです。
被害妄想かどうか判別するためには冷静にならないとわかりません。被害妄想のために怒りの感情があれば、その怒りは正当かどうかわからないので、自分の胸に手を当てて考えます。また被害妄想が出てきてしまったと自己嫌悪に陥るのも良くないので、被害妄想が出てきても自分は悪くないよと、自分を許すことも忘れません。
この問題は統合失調症だと一生の問題になってきます。
非常に厄介なものです。
いやでも、私たちは被害妄想と付き合っていかなければならない。
被害妄想があることを認めて、生きていく。
健常者の理解は、もちろん得られない。
そんなことはわかってる。
わかってるけど、辛いです。
今日はうまくまとめられないです。
また明日お会いしましょう。