
幻聴や幻覚から逃れるために
水玉のモチーフはどこから?
どうも、seijakuです。
私は統合失調症と双極性障害とふたつ持っていますが、どちらがキツいかといえば、やはり統合失調症です。
双極性障害もかなり怖い病気ではあるのですが、統合失調症の幻聴や幻覚、妄想や認知機能の障害がキツいですね。
その現実から逃れるためにどうしたらいいのかということなのですが、はっきり言って完全に逃げ切る手段はありません。
でもその人なりの処理の仕方っていうのはあると思います。
草間彌生さんの例をあげると幻聴や幻覚を絵に書き留めて、それを絵にする。
草間さんの代名詞の水玉は幻覚が元になっていたのですね。
私からするとよく幻覚を書き留めることができたなあって感心します。
幻覚見てるときってすごく気分が悪くなって、早く忘れたいって思うのが普通かなと。
それを記録するなんてすごい根性だなっていうのが素直な感想ですね。
草間彌生さんにはアメリカが合っていた?
草間さんは27歳の時にアメリカへ留学されています。
いやー統合失調症持ちがアメリカに行こうなんてなかなか思わないですよね。
病院や薬の心配や病状の心配、生活の心配とあげればキリがありません。
でも草間さんは病気を武器にした。
統合失調症をうまく利用したんですよね。
煮ても焼いても食えないこの病気をよくこんな昔に攻略されていましたよね、すごすぎます。
アメリカではかなり過激な表現をされていたようで……書いてもいいのかな?
まあ、屋外でヌードになってパフォーマンスをしてたみたいですよ。
名付けて「クサマハプニング」
でも社会のバッシングはすごかったようで、日本でも「これは芸術か?」と疑問視されていたほどです。
そして驚いたことに、草間さんは小説も書いているんですよね。
「クリストファー男娼窟」で第10回野生時代新人賞文学賞受賞してます。
ただ統合失調症患者の全てが芸術に向いているわけでなく、芸術をするうえでは優位な要素を持っている、ということかな。
草間彌生さんって今何歳?
なーんと92歳だそうです。
なんか見えないんですけどー
そして統合失調症患者の平均寿命は61歳であることから、すごく長生きされていることがわかります。
統合失調症だと自殺する人は普通の人の10倍であり、また服薬による肥満からくる生活習慣病などによって普通の人より早く亡くなる方が非常に多いです。
草間彌生さんのように生きてみたい。
今の私の素直な気持ちです。