
統合失調症は根っこのところで差別される
仲が良かったお寺通いの大先輩
僕はお世話になっていたお寺があったのですが、そこで僕よりもっとお寺に通われている大先輩がいたのです。
私が20代後半の頃、その方とお話しする機会があり意気投合。仲良くなって期間を合わせて一緒にお寺へ行くようになります。
私は読経や座禅にどんどんはまっていき、大先輩との親交も深めていきます。
仲良く写真を撮ったり、オフ会したりとても充実していました。

その方はうつ病だったかな、精神疾患がありそれを克服して仕事に取り組まれていました。
だから僕はその人に自分の病気のことをうち明けることにしました。
当時、家族ぐらいにしか言ってないことをその方と喫茶店で一対一の時に切り出します。
その時はなんでもない感じでしたが……
そこから急にその人と疎遠になってしまいます。
あれだけ密度高く楽しくつるんでいたのに、それからいつお寺に来られるかなどは教えてもらえなくなりました。
統合失調症ってうつ病とそんなに違うのですか?
統合失調症の人をそんなにも避けたいものなのですか?
本当に本当に悲しい出来事でした。

粋な江戸っ子のコンビニの店長
30代前半の頃、私はコンビニでバイトしていました。
その時の店長が少し年上の割としっかりとしたできる店長でした。
最初の頃は江戸っ子っぽい店長が嫌で仕方なかったのですが、コンビニを続けると共に店長の良さがだんだんとわかってきました。
いつの間にか私たちは仲良しになっていました。
私は看護学校を目指して勉強しながらコンビニで働いていて、当時お金と時間に余裕などありませんでした。自分の誕生日も何事もなく夜勤をして、勤務を終えて帰ろうとしていた時です。
「今日誕生日やろ、飲もうや」
店長がビールを買ってくれて、裏の倉庫前で飲むことになります。ビールを飲みながら将来のことなどを語り合っていました。店長の粋な計らいのおかげでとても素敵な誕生日になりました。

それから私がコンビニをやめても遊ぶようになりました。
小説も読んでもらったりして、深い付き合いだったように思います。
それがあることがきっかけで私が統合失調症だという話が店長に伝わってしまいます。
仲がいいから大丈夫と思っていました。
しかし、次に店長に会った時の態度の違いに私は愕然としました。
今まで見たことのない私を見下すように話す姿、冷たい態度、本当にびっくりしました。
今思い出しても、辛い気持ちしか出てきません。
なぜ統合失調症はここまで差別されないといけないのでしょうか。

まとめ
私の経験談から、言わなくていいなら言わない方がいい。
それでも言ってしまいたくなるのは、本当の自分を知ってほしいからなのか。
こればっかりは自分が納得いく形でするしかないです。