
私の中のHSP
自分の心がこれほどにも脆いなんて思わなかった。そんなことが何度もある。たったこれだけのことで気持ちが死んでしまうなんて自分でも信じられない。繊細という言葉はもっと悪いイメージであってもいいのではないか。本当に厄介な心の繊細さ。ストレス社会を生きぬくには負担が大きすぎる。
傷つく傷つかないはコントロールできない。木の葉が一枚落ちただけで傷ついてしまう心の持ち主もいるだろう。それくらい傷つくということは防ぎようのないものだ。傷つくことは悪いことではない。休息を取ればやがて時間薬で心は元通りになるだろう。深く傷ついて年単位で立ち直れない人もいる。私もかつてそうだった。傷ついて回復してを繰り返すとそのサイクルはだんだんと短くなる。傷の深さにもよるが、そのうちある程度すぐに立ち直れるようにはなる。
最近のことだが私は小説のことでいろいろ言われて傷ついてしまった。もちろん向こうは良かれと思って言っていて、私も理論としては理解できるのだが、心がもたなかった。壊れてしまった心では執筆の仕事もできず、仕事を全部断ってしまった。書けないんだから断るしかない。もちろん傷ついて書けませんとは言えない。そして仕事を失ってしまった。
一人暮らしが立ち行かなくなって、今は実家に戻ってきています。父との対立があったけど、時間と共に対立心も薄れ、それなりに居心地良くこうして文章を書いたりしています。

HSPの自覚がある人がしておいた方がいいこと
まずは自分の傷つきやすさを、はっきりと自覚しておいた方がいい。こんなことで傷ついてしまうのか、と自分でもびっくりすることで傷ついているはずだ。そして傷ついた状態のときは回復につとめた方がいい。傷ついた心の上からまたさらに傷ついたりするとややこしいことになる。
あとは自然に触れた方がいい。小鳥のさえずり、木々のざわめき、太陽の光、などを感じる場所を持っておいた方がいい。感覚を休めて神経を穏やかに保っておく。自然と触れないままずっと長いこといると気がおかしくなる。私がそうだった。都会の片隅で、四角い空、排気ガスが撒き散らされる音、コンクリートジャングル、そんなとこでずっといたらおかしくもなるよ。

まとめ
今回は私の中のHSPと題して書かせていただきました。私は正式に診断されたわけではありません。ただHSPの特徴を持ち合わせているだけです。繊細なのはしんどいだけです。繊細さんをやめたい。