カウンセリング

カウンセリングでメンヘラは変われるのか?

森の間から

カウンセリングで本当にメンヘラは変われるの?

メンヘラはカウンセリングで変われます。
少なくともカウンセリングはメンヘラである私に変わるきっかけを与えてくれました。

私は長期的に見て劇的に変化しました。
カウンセリングをしたから、次の日ガラッと変わるわけではありません。
細胞が少しずつ入れ替わっていくように、じわりじわり変わっていくのです。

カウンセリングは自分が変わるきっかけ作りと捉える視点も大切になってきます。
また、カウンセリングに依存することは良くなくて、自分が主体にならないと何も変わりません。
新しい自分を作り出す作業のお手伝いさんがカウンセラーです。

良いカウンセラーはメンヘラに「気づき」を与えてくれます。
「気づき」はメンヘラのより良き人生への扉の鍵となるでしょう。

メンヘラのカウンセリング体験談(私の体験談)

カウンセリング

本当の自分を見つける旅の始まり

不登校になった私は母親に連れられて精神科を受診しました。
そこで投薬治療とカウンセリングの提案が示され選ぶことに。
当時、精神のお薬に抵抗があった私たちは迷わずカウンセリングを選びます。
機能不全家族として扱われたのか、母親もカウンセリングを受ける運びとなりました。

とあるカウンセリング室にて、私には男性のカウンセラーが、母親には女性のカウンセラーが付くことになります。
母親はあまり乗り気ではありませんでしたが私は密かに期待していました。
私たちは別々の部屋に入り、それぞれのカウンセラーと対話します。

部屋の中で男性カウンセラーと一対一になります。
最初は言葉を発することすらできず。
初回のカウンセリングは二言しか言葉を口にすることができなかった。
どんな言葉かは忘れましたが「あの……」や「ええと」とか、そんな感じです。

それでも私のカウンセリングに対する期待は薄れることはなく、むしろ期待感が増していました。
次は話せるのではないか、話せる気がする。
人生で初めて前を向くことができたような気がしていました。
自分の人生を取り戻す第一歩だったと、今になって思います。

カウンセリングが軌道に乗り始めるまで

週に一回のカウンセリングが当時の私の全てでした。
2回目、3回目とだんだん話せるようになっていったのです。

話すときは自分の気持ちに正直に話すようにしていました。
うまく言葉を見つけることができないときもあります。
時間がかかっても言葉を探して、カウンセラーに伝わるまで話します。
私の強い自己否定感、この世から消えてしまいたい気持ち、なぜ生きているのか、存在するだけで苦しいなどの全てをカウンセラーは受け止めてくれました。

どうしても本当の自分を取り戻したかったのです。
ただそれだけでした。

事前に自分の気持ちをメモを取っていくようになり、カウンセリングがより円滑に進むようになりました。
私は本当の気持ちに気づき始めます。
それは両親に対する強い憎しみでした。

本当の自分の気持ちに気づいて起こしたアクション

火山

両親が許せない

こんな自分に誰が育てた。
価値観の押し付けのせいで本当の自分を見失った。
本当に自分のことを考えてくれていたのか。

溢れ出す本当の気持ちに愕然とします。
今こうして書いているだけでも、全身が震え出します。
許せなかった。本当に許せなかった。

17歳のひきこもりは負の感情をコントロールできるほど器用ではありません。
私は両親の寝室を荒らしました。
タンスを押し倒し、部屋にあるものを投げつけ、部屋はめちゃくちゃになりました。
正直、スッとしました。

暴れた結果

本当の気持ちに従って自分が動いたことに私は満足感すら感じていました。
今までいい子でいた私の反逆は少なからず両親を動揺させました。

気持ちは晴れましたが、代償もありました。
親戚の間で「家庭内暴力」と言われていたようです。
一発も殴ってなんかいないのにね。
今では親戚付き合いは全くありません。

意外に思うかもしれませんが、両親との関係は以前よりうまくいくようになりました。
今回は不器用でしたけど、本気でぶつかることの大切さを知りました。
私の方も両親を思いやる気持ちが不足していたのではないかと今になって思います。
何かひとつ、壁を越えた気がしました。

冬山

カウンセリングが進むにつれて落ち着いていく

毒素が抜けたのか、ある程度思うように自分の気持ちを話せるようになってきました。
スッと本当の気持ちを話すことができるようになり(うまくいかない時もありましたが)生きていることが楽になりました。
重荷を下ろした感じです。
どんどん身も心も楽になっていきます。

学校へ復帰する

ある日高校から電話がかかってきました。
「明日休んだら留年が決定する」
私は学校に行くことなんて考えていなかったのですが、留年したらもう二度と復学できないと考えます。

次の日から卒業するまで私は1日も、それどころか1時間も休まず登校します。
学校へ行って私はずっと赤川次郎を読んでいました。
みんな受験勉強しているので、授業は自習のようなものです。
雨の日も、雪の日も、イジメられても、先生に見捨てられても、私は登校し続け高校を無事卒業します。

変なところで根性出すのは個性でしょうか。
先の話になりますが、30代になってから専門学校に通うことができたのも、高校を卒業したおかげでした。

高校卒業後

丘の上の雲

アルバイトを始めるが続かず、自助グループにハマる

卒業した後、私はスーパーの店員のアルバイトを始めます。
しかし半年で辞めてしまいます。
作業が早くできないことと、人間関係がネックでした。
普通の人でも苦労するところなのに、心の病み上がりには辛すぎます。

半年ひきこもりました。
ちょうどその頃、私はアダルトチルドレン思想にのめり込みます。
自らをアダルトチルドレンと思い、自助グループに強い興味を持ち始めます。
同時期にまたアルバイトを始めます。
今度は飲食店のホールスタッフです。

カウンセリングでも話していたと思います(記憶にはない)
この頃の私はカウンセリングが中心ではなかったようです。
すでに役割を終えていたのかもしれません。

アルバイトと自助グループとカウンセリング

この頃は自助グループのことで頭がいっぱいでした。
カウンセリングでは個人対個人でしたが、自助グループでは個人対グループみんなです。
そして自助グループには反応はうなずきしかありません。
それが当時の私にはとても心地良かったです。
この時にはカウンセリングの安全さ、自助グループの危うさに気付いていませんでした。

アルバイトは始めからしんどかったです。
アルバイトをしてから私はまた病み始めました。
作業スピードは相変わらずで、周りの人たちよりずっと遅いです。
今でも遅いです。仕事が遅いのです。

肝心のカウンセリングはおざなりになり、記憶に残らないカウンセリングを繰り返していました。
本当に何も覚えていないのです。

アルバイトが私の足を引っ張ります。
そして心の支えだった自助グループで問題が起こります。
ある女性が私に近づいて来ていいます。

「あそこにいる男の人、変なんです」
「いきなりヘレヘラ笑いかけてくる」
「ずっと私の後を追いかけてくる」
「関わったらダメよ」

その男性とは少し話したことがありましたが、悪い人のようには思えませんでした。
ただ、私は女性の方の話を信じてしまいます。

後から気がついたのですが彼女は嘘を吹聴して回る癖がある人のようでした。
自助グループは人間関係を破壊するような人を除く機能がありません。
それから悪く言われてた男性を見かけることがなくなりました。
彼女の嘘の吹聴のせいで居場所がなくなったのでしょう。

私は信頼できるカウンセラーがいるのに、なぜこんなしょーもない人間のことを信じてしまったのでしょう。

蓮の葉の水滴

涙する私をただ見守るカウンセラー

アルバイトや自助グループがうまくいかなくなった頃からのカウンセリングははっきりと覚えています。
「アルバイトに行くのが辛い」
「嫌で嫌で仕方ない」
「もう行きたくない」
と何度もカウンセラーにこぼしていました。

自助グループでも問題が表面化します。
私に近づいて来た女性が、今度は私の悪口を吹聴していたようです。
今まで仲良くしていた人が遠ざかり、新しく来た人も私を避け、自助グループのある病院の看護師まで私を変な目で見てきました。

私はあまりの居心地の悪さに自助グループを辞めざるを得ませんでした。
気の落ち込みから、ギリギリ続いていたアルバイトも行けなくなりました。
そして私はカウンセリングにも行けなくなくなりそうになったのです。

何もかもうまくいかなくなり、私は辛すぎてカウンセリング中に泣き出してしまいました。
カウンセラーは精一杯聴いてくれます。
必死に耳を傾けてくれます。
しかし当時の私は納得できませんでした。
物理的に助けて欲しかったのです。

帰るとき、カウンセラーは表に出て見送ってくれました。
とても心配そうな顔をしていました。
20年以上経った今でもカウンセラーの心配する顔を鮮明に覚えています。

結果的にこれが最後のカウンセリングになりました。
私は燃え尽きた焚火のような心理状態で、またひきこもりに逆戻り。
立ち直るまで時間を要しました。

しかし、このカウンセラーの対応が私の未来を作ることになります。
時間はかかりましたが自分で立ち直ることができるようになりました。
カウンセラーの見守りは私の立ち直る力を信じていたからです。

メンヘラが受けるカウンセリング編まとめ

赤い山

バッドエンドに見えますが、私の人生には続きがあります。
紆余曲折を経て私の初めてのカウンセリングは幕を閉じました。
私は生きるための基礎的な力をこのカウンセリングで得たと思っています。

本当の自分の気持ちを言葉にすることができるようになったことが、大きかったです。
自分の気持ちを知ることを恐れなくなりました。
そして変わり続ける必要があることに気づきます。

今でもその時のカウンセラーに感謝しています。
森○先生、本当にありがとうございました。
おかげさまで今、私は元気に日々を生きています。

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